番外教師奮戦記

46歳退職教師が拓く道vol,10

先日元の職場、厚狭小学校を訪れた。

学校という場所に行くのは、それだけで緊張する。

こんな緊張感を毎日持ち続けて通勤していたのだと改めて思った。

やはり働くことは楽ではない。

心と体を削ってお金に変えていたのだ。

かれこれ1年間働いていない。

心と体を1年間癒したことになる。

持病であった胆石の症状はもう長いこと表れていない。

風邪もひかない。

でも腰が痛い。(立ち仕事が続いたときだけ。)

最近出会う人によく「顔が生き生きしている。」と言われる。

ストレスの少ない生活を続けるとどんなことになるのか実感できた。

しかし、失うものもある。

1年間をほぼ無収入で過ごした。

家の購入、日々の生活、保険、税金で退職金は残らない。

ここからは自らの力で収入を得なければならない。

東岐波でお店を開くにはまだまだ、お金も時間も相当かかる。

そんな状況の中、願ってもいないチャンスが舞い込んだ。

宇部市がまちなか活性化を目指して作った団体「にぎわい宇部」が行う企画「昭和女子屋台ラボ」に参加させてもらえることになったのだ。

簡単に説明すると、複数の屋台主が共同で1つの店舗の中に、それぞれのお店を屋台という形式で出すという企画だ。

屋台とはいえ自分の店舗が持てるのだ。

これで働くことが出来る。

残念ながら飲食店営業の許可は下りず、お茶の販売という形での出店となるが、夢への第一歩は踏み出せそうだ。

果たして1年ぶりの労働はどのようなものになるのか。

まだ予想もつかないが、心と体の健康を保ちながら続けて行けたらと考えている。

無事開店したら、みなさまぜひ遊びに来てください!

お待ちしていまーす!